進化論

「進路ややりたいことなんて生きてればいつか決まる。今見つけなくてもこの先どこかで絶対見つかる。結局なんとかなる。」

 

たまに放課後遊ぶ程度の仲の友人であっても、この言葉をぼやいていたときは「地獄を見て苦しめくそやろう。」なんて言いたくなる気持ちを抑えて苦笑いするしかなかった。

 

のんきすぎやしないか、成績だって下から数えたほうがうんと早いようなやつが。

ゆとられて育っているような子であったから、親のすねかじるなりして生きていくつもりなんだろうか。「進路が決まらない決まらない」喚いているのに対して前向きに相談乗ってる自分の気持ちも考えてほしいものである。構っているだけ無駄なのはわかっているけども…。

 

 

 

さて、かくいう自分も今日付で一学期の登校日は終了し、晴れて明日から夏季休業となるのだ。

期間は2週間程度と例年より短いものの、「2週間ももらえるんですか」と感心する気持ちのほうが大きかった。

 

とはいえ遊びふけるわけにもいかない。

来月に受験を控えている以上むしろ悪都合なのだ、8月の残りはすべて夏季休業で埋まってしまうため、9月に見据えている受験への準備を一人でやらなければならない時間のほうが多い。

 

幸いにも、学部は違うが同じキャンパス志望の友人がおり、情報交換などに励めている。

一人で頑張っている人らを横目にするとなにか心のなかで引っかかるものがあるのは事実だが、頼れるものはとことん頼るべきであろう。正当化にも近い理由をひっぱりだしてその引っ掛かりを振り払う。

 

 

そうはいっても一人で頑張らなければならないことだってもちろんある。

面接官に向かって口を開くのは自分しかいないのだから。

 

 

 

 

 

なにはともかく、こういった時期にへなへなするのが一番良くないことを3年前に学んでいるので、強気に、前向きに気持ちを整えて過ごしたいと思う。

明日以降、というより今日からの生活にも色々変化をもたせる必要すら見えてきた、今までと同じ方法じゃうまくいかない。そんなことを強く思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

この夏が俺にとってなにか大きなものになるといい。